学生時代に学んだはずなのに、途中でつまづいてしまったり、忘れてしまったりで、「楽典」に何となく自信が持てない、という方は少なくないのではないでしょうか? 楽典は、演奏の構成やニュアンスを考える上で必要不可欠なもの。生徒さんの演奏のクオリティを上げるためにも、先生が自信を持って楽典=楽譜の読み方を教えてあげたいですね。そこで、今月号では「『楽典』再入門」という特集を組みました。再確認しておきたい楽典用語を厳選して解説するとともに、レッスンにおける子どもへの実際の指導例や、楽譜に込められた作曲家のメッセージもお伝えしていきます。
◆導入期からできる! 楽典を取り入れたレッスン(永瀬礼佳)
◆教本と発表会のレパートリー曲で再確認 レッスンで使える!演奏に役立つ!これだけは押さえておきたい 楽典用語30(湯浅玲子)
[今月の課題曲]
J.S.バッハ《インヴェンション 第13番》
[トピックス]
◆Report ピアノランドフェスティバル2020(飯田有抄)
◆原曲がそのままひける ふたりのブルクミュラー25の練習曲 連弾伴奏集(佐々木邦雄)
[連載]
◆【新連載】広げよう音楽の輪 ストリートピアノを弾きに行こう!
全国で広がり続けている「ストリートピアノ」。開放感のある場所で弾けること、見知らぬ人に聴いてもらえるなど、自宅での練習やレッスンでは味わえない魅力がそこにはあります。そんな各地のストリートピアノを、演奏者の声やエピソードとともにご紹介。実際に弾きに行きたいと思ったときに役立つアクセスマップ付きです。
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(新納洋介)
人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、カラーの書き込み楽譜付き。今月は、「2020年度 日本バッハコンクール 小学3・4年C部門、5・6年B部門、中学A部門 課題曲」より、J.S.バッハ作曲《インヴェンション第13番》BWV784。
◆角野隼斗の 令和の音楽ライフ(角野隼斗)
◆ピアノテーマパーク~バロックから近現代のやさしい名曲の背景をたどる~(江口文子)
◆生徒を変身させる 24のキーワード(根津栄子)
◆教えながら学ぶ アナリーゼ入門(西尾 洋)
◆6つのポイントで究める『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法(佐々木邦雄)
指導力に定評のある佐々木邦雄先生が、『ブルクミュラー25の練習曲』を全曲解説。曲のしくみと、ピアノの演奏法の両面から重要なポイントを語ります。
今回は《タランテラ》《天使たちの合唱》です。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
◆なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る 正しい奏法(智内威雄)
◆根源的なテーマから学びを深める 樹原涼子の誌上マスタークラス(樹原涼子)
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
◆自己解決能力が高まる ばばっち先生のしつもんプログラム~ワーク付(馬場一峰)
◆保護者と良好な関係を築くための 伝え方講座(古内奈津子)
◆初級のピアノテクニック きほんのき(松本倫子)
◆生徒と一緒に謎解きしよう バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン(福田ひかり)
◆マサさんの 目からウロコのコードのお話(松田 昌)
◆メトードローズ・ピアノ教則本で読譜力と表現力をつけるレッスン(齊藤浩子)
◆【最終回】楽器店カリスママネージャーが伝える 気持ちがラクになる 教室運営の基本を押さえよう(星野真之)
◆音遊びから始めよう~ピアノレッスンにつながる表現の種~(鈴木和子)
子どもたちの表現意欲を育てるレッスンをしている鈴木和子先生に、導入期から始められるレッスンのアイディアを教えていただきます。
今回は、町田育弥先生作詞・作曲のクリスマスソング《トナカイのね…》を用いた手拍子の音遊びをご紹介。この記事のために、町田先生が特別に楽譜をご提供くださいました。ぜひレッスンでご活用ください!
[教材]
◆スギテツ presents ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会(杉浦哲郎)
◆誰でもできる 作曲入門(壺井一歩)
◆ハノンクリニック(奈良井 巳城)
◆入会2年で音大入試問題が解けるようになる! あやか先生の楽典ドリル(永瀬礼佳)
[巻末とじ込み]
◆楽譜
樹原涼子・轟 千尋・春畑セロリ
お話と音楽のきらめくバトン
樹原涼子・轟千尋・春畑セロリという今を時めく3人の作曲家による特別企画。タイトル通り、3人がリレーでお話と曲を書いていくもので、どのような展開になってどのような曲が生まれていくのかは、バトンを渡されるまで分からないというハラハラ・ドキドキする企画。毎月誕生する新曲を、どうぞお楽しみください。
第5回は、「朝の歌」(轟千尋)。
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